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日持ちする野菜はどれ?【野菜を日持ちさせるための冷凍テクニック】

冬が旬の無農薬野菜

野菜には明確な賞味期限や消費期限というのがありません。
というのも、この二つは食品衛生法上加工食品につけられるものなので、生の野菜はそもそも対象外とされています。

もやしなど一部の野菜では短期間で鮮度が著しく落ちるという理由でパッケージに消費期限が記載されているものもありますが、多くの野菜は消費期限がはっきりしません。
できる限りまとめ買いをしたいというときや、セールなどで安い日にまとめて買いたいというときは、日持ちする野菜の種類を覚えておけば安心。

このページでは、日持ちする野菜の種類と、野菜を長期間保存するための冷凍テクニックをご紹介します!

日持ちする野菜の種類

まず、日持ちさせやすい野菜をピックアップします。

  • じゃがいも
  • かぼちゃ
  • 玉ねぎ
  • さつまいも
  • 白菜
  • ゴボウ
  • ピーマン
  • 長ネギ
  • にんじん
  • キャベツ
  • ニンニク

それぞれ適した保存法があり、保存法を間違ってしまうと上手に日持ちさせられない可能性もあります。

野菜を日持ちさせるためのそれぞれの保存方法をご紹介していきます!

保存方法は5種類

保存方法は大きく分けて5種類あります。まずは保存方法をチェックしておきましょう。

常温
冬と夏では大きく変化しますが、人が普通に過ごしている環境での保存環境。

常温かつ日光が当たらない涼しい場所
常温状態かつ、太陽が当たらない涼しい保存環境。

冷蔵庫の冷蔵室
冷蔵庫の冷蔵室(約2~5℃)

冷蔵庫のチルド室
冷蔵庫のチルド室(約0~3℃)

冷蔵庫の野菜室
冷蔵庫の野菜室(約2~5℃)。野菜室は冷蔵室と同じ温度ですが、高い密閉構造により湿度を保つところが冷蔵室との違いです。乾燥に弱い野菜を感想から守ってくれます。

野菜室はどんな野菜でも入れてよいわけではなく、育った環境が似ている冬の野菜などを入れるのが適切です。
夏や秋の野菜を野菜室に入れると冷えすぎてしまうので常温の涼しい場所で保存するのが適切です。

野菜をなるべく日持ちさせるため保存方法

野菜それぞれどれ位の期間日持ちするのかは保存方法によって差がでます。
なるべく野菜を長持ちさせるための野菜ごとの保存方法をご紹介していきます。

じゃがいも

じゃがいも
じゃがいもは野菜室で保存すれば最大半年程度の保存も可能です。
野菜室がない家庭でも冷暗所の常温環境でも3か月程度の日持ちします。

野菜室で保存する場合は、長期間冷やすと冷やし過ぎる可能性があるので、新聞紙やキッチンペーパーに包んでジップロックなどに入れて保存するのがおすすめ。じゃがいもは寒い環境で保存することで甘みが増します。
じゃがいもを使った主な料理
カレーライス・肉じゃが・ポテトサラダ

かぼちゃ

かぼちゃ
カット前であれば常温冷暗所の涼しい環境であれば3か月程度日持ちします。
カット済みの場合は野菜室で保存しなるべく早めに消費してしまう方が良いです。
カットされて売られているかぼちゃを保存するには、種とワタを取り除いてからラップをして保存するのがおすすめ。

玉ねぎ

たまねぎ
常温冷暗所で保存すれば2か月程度の日持ちが可能。風通しがよく、涼しい場所で保存するのが必須です。
湿度や温度が高い環境だと常温でも腐りやすくなります。新玉ねぎはみずみずしい状態なので保存に向きません。
長期保存用の玉ねぎを買う場合は新玉ねぎを避けて買いましょう。保存時は玉ねぎ同士が圧迫されないように負荷がかからない保存場所で保存してください。

長ネギ

長ネギ

長ネギは日持ちしにくいイメージがありますが、新鮮なネギを購入して少し応用すれば2週間程度は日持ちします。
買ってきた長ネギを新鮮なうちに水洗いしてタッパに入る程度の長さにカットします。
カットした長ネギをタッパに入れて冷蔵庫で保存すればOK。2週間目くらいには少し変色してしまいますが、十分食べることができます。※品種や鮮度によって差があるので保管後、自分の目で確かめて利用してください。

さつまいも

さつまいも
野菜室なら2か月程度、常温冷暗所で1か月程度の保存が可能です。野菜室にそのまま入れると冷やし過ぎてしまうので、一つずつ新聞紙などでくるんでビニール袋に入れてから野菜室に入れるのがおすすめ。冷やし過ぎない温度で保存が可能です。常温で保存すると、環境によっては芽が出てきてしまう場合もありますが、1か月程度の保存は無理なくできます。

白菜

白菜
冷蔵庫の冷蔵室でなら2か月程度、常温冷暗所での保存なら2週間程度の日持ちが可能。常温冷暗所保存の場合は、新聞紙などでくるんで水分が逃げるのを抑えるのがおすすめ。葉の部分が痛まないように芯の部分が下になるように立てて保存します。
カット済み白菜の場合は常温冷暗所ではなく、冷蔵室での保存が必須です。野菜室がある冷蔵庫でも、湿度が高すぎない冷蔵室が適切です。

ごぼう

ごぼう

野菜室での保存なら2か月程度、常温冷暗所であれば1か月程度の日持ちが可能。ごぼうも適度な湿度が必要なので、常温保存の場合は新聞紙など紙で2重程度包んで過度な乾燥と湿気に気を付けると上手に保存が可能です。土の付いた状態でそのまま新聞紙に包んで問題ありません。

野菜室に入れる場合も、新聞紙に包むのがおすすめ。野菜室に入る長さにカットして新聞紙で包んだあと、料理用のポリ袋などにいれて保存します。
ゴボウは調理してから冷凍するのもおすすめ。特にきんぴらごぼうなどは調理して冷凍保存すれば1か月程度は食べられるので常備菜としても活用できます。

ピーマン

ピーマン
野菜室なら3週間程度、常温冷暗所なら1週間程度の保存が可能。冷蔵室でも2週間程度の保存が可能ですが、少し水分が抜けてふにゃふにゃになります。新鮮な状態で購入した場合は十分食べられます。
水気が多いと鮮度の低下が早まるので個別にキッチンペーパーに包んだ後にジップロックして保存するのがおすすめ。常温でも野菜室でも7度~10度程度で保存できるのが最善の温度です。

パプリカもピーマンと同様の保存方法で長持ちさせられますが、ピーマンほど日持ちせず、2週間程度で食べきるのが良いです。

にんじん

ニンジン
にんじんは冷蔵庫で3週間程度の日持ちが可能。湿度に弱いので、冷蔵室に入れるまでにキッチンペーパーや新聞紙に包んでからジップロックに入れて保存するのがおすすめ。
人参は保存方法によってはシワシワになって美味しさがなくなってしまいますが、底の深い容器に入れて縦に入れて保存すると日持ちさせやすいです。

キャベツ

キャベツ
キャベツは1個まるごとラップをしてから冷蔵室・野菜室に入れて保存すれば、2か月程度日持ちさせられるものもあります。なるべく早く食べきってしまう方が良いですが、しっかり適切な保存をすれば2週間程度は美味しさを保った状態で保存可能です。

ニンニク

にんにく
極度の乾燥がない冷暗所であれば常温保存で1か月以上保存が可能。適度な湿度があれば鮮度も失いません。適切な温度は15度ほどなので常温保存が良いですが、キッチンペーパーにまるごと包んで冷蔵室・野菜室にいれて保存すれば2か月以上の日持ちが可能です。

日持ちさせにくい野菜はどれ?

もやし・ニラ・ナス・きゅうり・レタス・オクラなどの水分量が多い野菜は長期保存が難しい野菜です。1週間程度で使い切るのが基本で、とくにもやしは製造から3日程度で食べきらないとすぐに腐ってしまいます。どれも冷蔵室・野菜室で保存するのがおすすめです。

日持ちさせやすい野菜は安いときにまとめて購入し、日持ちしにくい野菜は作る料理を決めてその都度購入するのがおすすめ。
食費も節約できつつ、食べたい料理を作れるので野菜の購入リストを作っておくと便利です。

【日持ちさせやすい野菜(まとめ購入しても保存しやすい野菜)】

  • じゃがいも
  • かぼちゃ
  • 玉ねぎ
  • さつまいも
  • 白菜
  • ゴボウ
  • ピーマン
  • 長ネギ
  • にんじん
  • キャベツ
  • ニンニク
【日持ちが難しい野菜(その都度購入する野菜)】

  • もやし
  • ニラ
  • ナス
  • きゅうり
  • レタス
  • オクラ

まとめ

一人暮らしの場合、野菜を購入しても食べきれずに腐らせてしまったり、一人分のサイズを買うと割高になったりと悩みは尽きません。
ですが、常時に日持ちさせる保存方法を知っておくと、野菜が安いときにまとめ買いして保存できるので、食費節約にも食品ロス対策にもなります。

また、日持ちしやすい野菜を常備菜として利用できるので、一人暮らしの食生活でもバランスの良い食事が食べられることもおススメポイントです。

サツマイモやジャガイモなどをはじめとするイモ類などは長持ちしますし、抗菌作用がある玉ねぎなどの野菜も長持ちします。
また常温で保管するニンニクや唐辛子などの香辛料の類も長持ちする傾向にあります。

環境に左右されやすいため、日持ちする野菜だからと安心せずにしっかり管理するのが大事です。ご紹介した保存法を実践しても冷蔵庫の温度環境や、季節によって湿度も変わります。
食べる前には必ず野菜の状態を確認して保存可能目安の期間通りだとしても痛んでいると判断したら無理をして食べないようにしましょう。

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